技術を知る
試作品で何を検証しますか?
まず、原理の実現性、機能、人間工学、機械的な強度、寿命など、試験で確かめる対象を定めます。成功基準に応じて材料、工法、製作範囲を選びます。試作品で検証できるのは、実際に再現し試験した要素に限られます。
| 検証目的 | 適した製作物 | 注意する点 |
|---|---|---|
| 原理や機能 | 不確実な機構に絞ったPOCや部分的な試作品。 | 期待する結果を定めます。製品の他の部分は試験対象外でも構いません。 |
| 使用と統合 | 操作やインターフェースを再現する機能・人間工学試作。 | 評価に必要な使用条件を再現します。 |
| 強度と寿命 | 適切な材料、接合方法、荷重条件を再現した試作品。 | 荷重と繰り返し回数を定めます。外観模型だけでは耐久性は検証できません。 |
実際の課題と開発事例
ZipFix 胸骨インプラント装着器具
機能試作から初回の射出成形生産へ。
ZipFix胸骨インプラントの装着用に、DOMTEKNIKAは再使用する鋼製器具に代わるポリマー製器具を開発しました。構想の検討、製品開発、機能試作による検証を経て、初回の射出成形生産を支援しました。
プロジェクトを見るこんな課題をご相談ください
次の開発段階へ進む前に、実物で判断材料を得ます。
- 機能や動作を確かめたい
- 使いやすさや部品の収まりを確認したい
- 既存の試作機を改良したい
私たちのアプローチ
試作品には、動きを確かめる、使いやすさを試す、機能を示すといった目的があります。何を検証するかを先に定め、構造と仕上げの水準を選びます。
確認したいことを決める
検証する課題と観察の基準を整理します。
目的に合う試作を行う
予定する試験に合わせて材料と仕上げを選びます。
試験と改良を重ねる
観察結果と必要な設計変更を記録します。
お渡しする成果物
- 目的に合った試作品または実証機
- 検証項目と試験結果
- 次の開発段階に向けた設計の見直し
試験結果を次の設計に反映します。動作を示す試作機と量産品に近い部品では役割が異なるため、判断したい内容に合わせて試作の範囲を決めます。
着手前に、業務範囲・試験内容・成果物をお客様と確認します。
よくあるご質問.
すべての質問を見る7件の質問
試作品は最終製品と同じである必要がありますか?
検証目的によります。POCでは簡単な試験装置で特定の機構だけを確認できます。人間工学の評価には代表性のある形状が必要です。強度や寿命の評価には、適切な材料、接合方法、試験条件が必要になります。
動く試作機ができれば量産できますか。
そのまま量産できるとは限りません。量産用の材料、公差、組立方法、製造工程を検討する段階が必要な場合があります。
試作品では何を検証できますか?
製作内容と計画した試験に応じて、原理、機能、人間工学、強度、寿命を検証できます。製作前に基準を定めます。結論が適用できる範囲は、実際に再現した機能、材料、条件に限られます。
試作品を何度も作ることがあるのはなぜですか?
試験によって、改良すべき点やまだ確認できていない仮説が見つかるためです。次の試作品では、それまでの観察結果をもとに加えた変更を検証します。
すでにある試作品を改良できますか?
はい。構成、試験結果、発生した問題を確認します。そのうえで、まだ検証が必要な機能や使用条件に絞って改良と試験を進めます。
試験が成功したかどうかは、どう判断しますか?
試験前に、確認する機能、試験条件、期待する結果を決めます。実際の観察結果から、設計を維持するか、修正するか、再試験するかを判断します。
製品の実際の使いやすさは、どう評価しますか?
確認したい動作や条件を、試作品と試験に反映します。想定するユーザーに操作してもらうことで、扱い方、理解、組み立ての難しさを見つけ、設計の改善につなげられます。




