技術を知る
組立の成否を左右する細部、寸法公差。
製造された部品の寸法には、図面で定めた範囲内のばらつきがあります。組み立てると、各部品のばらつきが組み合わさり、案内部が引っ掛かったり、シールの圧縮量が不適切になったり、位置がずれたりすることがあります。設計では、実際の部品が組み合わさった状態を考える必要があります。
| 設計上のポイント | 起こり得ること | 図面で定めること |
|---|---|---|
| 案内とすきま | すきまが小さすぎると動きを妨げ、大きすぎるとがたつきが生じます。 | 機能に関わる寸法と、許容できるすきまの範囲。 |
| 組立の基準 | 位置を決める箇所が増えると、既に組み立てた部品のばらつきに影響が重なります。 | 基準面と組立の順序。 |
| 製造方法 | 高い精度を求めると、加工や検査の工程が増えることがあります。 | 機能に必要な公差と、想定する製造方法。 |

実際の課題と開発事例
Velum Sky 大画面昇降システム
建築の景観を保ちながら、スクリーンを降ろす。
ジュネーブのVelum Sky講堂では、スクリーンを上げた状態でガイドが見えないことが条件でした。下降中のスクリーンは全面的に片持ちで支持されます。DOMTEKNIKAはこの条件に合わせ、ガイド、剛性、昇降機構を設計しました。
プロジェクトを見るこんな課題をご相談ください
必要な機能を、実現可能な機械構成へと落とし込みます。
- 専用部品や機構を設計したい
- 製造が難しい製品を改良したい
- 試作や量産に向けて図面を整えたい
私たちのアプローチ
新しい機構や部品、製品の再設計では、まず使い方、加わる力、設置スペース、製造上の制約を確認します。素材と組立方法も初めから考慮します。
接続条件を定める
荷重、設置スペース、部品間の関係を確認します。
設計を具体化する
CAD、材料、組立構成を検討します。
検証を準備する
確認項目と必要な技術資料を整えます。
お渡しする成果物
- 機械構造の設計と CAD モデル
- 部品、接続部、組立方法の定義
- 開発段階に合った技術資料
CAD で部品同士の接続や配置を明確にし、検証に備えます。案件に応じて試作や計算を重ね、製造しやすい設計へと磨き込みます。
着手前に、業務範囲・試験内容・成果物をお客様と確認します。
よくあるご質問.
すべての質問を見る7件の質問
既存の設計を引き継げますか。
はい。図面、モデル、試作機をもとに、改良すべき点と維持すべき接続条件を整理します。
設計には製造も含まれますか。
設計資料は試作や生産に活用できます。製造、試験、量産準備の支援については、業務範囲として事前に確認します。
機械設計を始める際、どのような資料が役立ちますか?
図面、CADモデル、スケッチ、写真、既存部品の観察結果などが役立ちます。接続条件、荷重、機能に関わる寸法について、不足している情報を確認します。
材料はどのように選びますか?
機能、荷重、使用環境、重量、製造方法をもとに選びます。組み立てやコストも考慮し、部品の実際の使用条件に合う材料を検討します。
寸法公差はなぜ重要ですか?
寸法の許容範囲を定め、部品間のすき間、案内、締め付けなどに影響するためです。厳しい公差は、機能上の必要性に応じて設定することが大切です。
部品を製造できる設計にするには何を確認しますか?
形状と仕様を、予定している製造方法と照らし合わせます。工具のアクセス、表面、公差、組み立てを検討し、製造と検査に使える資料を整えます。
保守や修理を設計段階から考えるには、何を確認しますか?
点検、清掃、交換が必要な部品と、そのためのアクセスを設計段階で整理します。固定方法、分解手順、配線を、これらの作業と使用条件に合わせて検討します。





