
技術を知る
組立の成否を左右する細部、寸法公差。
製造された部品の寸法には、図面で定めた範囲内のばらつきがあります。組み立てると、各部品のばらつきが組み合わさり、案内部が引っ掛かったり、シールの圧縮量が不適切になったり、位置がずれたりすることがあります。設計では、実際の部品が組み合わさった状態を考える必要があります。
| 設計上のポイント | 起こり得ること | 図面で定めること |
|---|---|---|
| 案内とすきま | すきまが小さすぎると動きを妨げ、大きすぎるとがたつきが生じます。 | 機能に関わる寸法と、許容できるすきまの範囲。 |
| 組立の基準 | 位置を決める箇所が増えると、既に組み立てた部品のばらつきに影響が重なります。 | 基準面と組立の順序。 |
| 製造方法 | 高い精度を求めると、加工や検査の工程が増えることがあります。 | 機能に必要な公差と、想定する製造方法。 |
押さえておきたいこと
単純化した例として、穴径10.2 ± 0.1 mmと軸径10.0 ± 0.1 mmでは、直径方向の理論的なすきまは0〜0.4 mmになります。公称値で0.2 mmあっても、すきまがなくなる場合があります。形状の誤差や使用条件は別途確認が必要です。

実際の課題と開発事例
Velum Sky 大画面昇降システム
建築の景観を保ちながら、スクリーンを降ろす。
ジュネーブのVelum Sky講堂では、スクリーンを上げた状態でガイドが見えないことが条件でした。下降中のスクリーンは全面的に片持ちで支持されます。DOMTEKNIKAはこの条件に合わせ、ガイド、剛性、昇降機構を設計しました。
プロジェクトを見るこんな課題をご相談ください
必要な機能を、実現可能な機械構成へと落とし込みます。
- 専用部品や機構を設計したい
- 製造が難しい製品を改良したい
- 試作や量産に向けて図面を整えたい
私たちのアプローチ
新しい機構や部品、製品の再設計では、まず使い方、加わる力、設置スペース、製造上の制約を確認します。素材と組立方法も初めから考慮します。
接続条件を定める
荷重、設置スペース、部品間の関係を確認します。
設計を具体化する
CAD、材料、組立構成を検討します。
検証を準備する
確認項目と必要な技術資料を整えます。
お渡しする成果物
- 機械構造の設計と CAD モデル
- 部品、接続部、組立方法の定義
- 開発段階に合った技術資料
CAD で部品同士の接続や配置を明確にし、検証に備えます。案件に応じて試作や計算を重ね、製造しやすい設計へと磨き込みます。
着手前に、業務範囲・試験内容・成果物をお客様と確認します。
よくあるご質問.
既存の設計を引き継げますか。
はい。図面、モデル、試作機をもとに、改良すべき点と維持すべき接続条件を整理します。
設計には製造も含まれますか。
設計資料は試作や生産に活用できます。製造、試験、量産準備の支援については、業務範囲として事前に確認します。
最初のご相談でお聞きしたいこと
.どんな機構を開発したいですか。
図面やCADモデル、改良したい点をお知らせください。検討する部品、接続条件、製造上の制約を整理します。
- 製品の用途と実現したいこと
- 現在の段階:アイデア、図面、試作機など
- 技術的な条件と希望する時期
お預かりする情報は、機密情報として扱います。





